高度専門職ポイント計算で一定のスコアを持つ方は、他の在留資格とは比較にならないスピードで永住権を手にできます。

1. 永住申請までの「待機期間」が劇的に短い

ポイントの合計点数によって、申請できるタイミングが以下のように決まっています。

ポイントの合計永住申請までの待機期間条件
80点以上最短 1年「1年前」と「申請時」の両方で80点以上であること。
70点以上最短 3年「3年前」と「申請時」の両方で70点以上であること。
70点未満原則 10年通常の就労ビザと同じルールになります。

2. 実は「高度専門職ビザ」を持っていなくてもOK

意外と知られていないのが、「現在、技術・人文知識・国際業務ビザであっても、ポイントが70/80点あれば、この優遇を使える」という点です。

  • 申請時に「自分は3年前から70点ありました」と立証できれば、ビザの種類に関わらず短縮ルールが適用されます。

3. 審査で特に見られるポイント

高度専門職からの永住申請であっても、以下の基本条件は厳しくチェックされます。

  1. 年収の安定性:ポイント計算に入れた年収を維持しているか。特に300万円未満になると、ポイントがいくら高くても不許可リスクが高まります。
  2. 公的義務の履行:税金、年金、健康保険。これらを「1日も遅れずに」払っているか。高度人材は特にこの「品行方正さ」を強く求められます。
  3. 素行条件:交通違反などが重なっていないか。

【2026年版】さらに早い新ルート「J-Skip」の登場

2026年現在、年収が非常に高い方向けに「J-Skip(特別高度人材)」という制度も活用されています。

  • 条件: 修士号以上+年収2,000万円以上、または実務経験10年以上+年収2,000万円以上など。
  • メリット: ポイント計算の手間を省き、よりシンプルな要件で「最短1年」の永住ルートに乗ることができます。

メリット:永住権を取った後の「親の呼び寄せ」

永住権を取得すると、多くの制限から解放されますが、一つだけ注意点があります。

  • 高度専門職ビザ: 一定の条件(年収800万以上、7歳未満の子の養育等)があれば親を呼べる。
  • 永住権: 実は、永住権を取ってしまうと、この「高度専門職特有の親呼び寄せ制度」が使えなくなります。

「親を日本に呼びたい」と考えている方は、永住権を申請するタイミングを慎重に選ぶ必要があります。

まとめ:ポイントの「維持」が鍵

高度専門職からの永住申請で最も多い不許可理由は、「申請時にポイントが下がってしまっていた」というケースです。加齢によるポイント減少(年齢加点)や、年収の変動に注意しましょう。