補助金について相談を受ける中で、とても多いのがこの勘違いです。

「採択された=もう安心」
「あとは事業をやればお金が振り込まれる」

実は、これは間違いです。

補助金は
👉 「採択」された後に、必ず「交付申請」をしなければなりません。

この交付申請を忘れたり、軽く考えたりすると、
せっかく採択された補助金が受け取れない
という事態も起こります。

そもそも「交付申請」とは?

交付申請とは、

「この内容・この金額で補助金を正式に交付してください」

と、改めて申請する手続きです。

補助金の流れを簡単にすると、

  1. 公募に応募
  2. 審査
  3. 採択
  4. 交付申請
  5. 交付決定
  6. 事業実施
  7. 実績報告
  8. 補助金入金

👉 採択と交付決定は別物
という点が非常に重要です。

なぜ採択後に「交付申請」が必要なのか

採択時点では、

  • 事業内容
  • 経費計画
  • 金額

は、あくまで「予定」です。

そのため、事務局は

  • 本当に補助対象経費か
  • 見積内容は妥当か
  • ルール違反がないか

を、交付申請の段階で改めてチェックします。

交付申請をしないとどうなる?

結論から言うと、

👉 補助金は1円ももらえません。

実際にあるケースとしては、

  • 採択通知を見て安心して放置
  • 交付申請期限を過ぎてしまった
  • 書類不備のまま修正せず期限切れ

結果として、

「採択されたのに補助金ゼロ」

ということが起こります。

交付申請でよくある失敗

① 採択された内容と違う経費を出してしまう

  • 採択後に内容を変更
  • 対象外経費を含めてしまう

👉 交付申請では厳密にチェックされます。

② 見積書・契約書の不備

  • 見積日が不適切
  • 発行者情報が不足
  • 金額の内訳が不明確

ここでも
「書類が揃っていない」問題が発生しがちです。

③ 交付決定前に発注・支払いしてしまう

これは特に多い失敗です。

多くの補助金では、

👉 交付決定前に発注・契約・支払いをした経費は補助対象外

とされています。

「急いでいたから」
「もう採択されていると思ったから」

では、通りません。

交付申請は「第2の関門」

補助金申請は、

  • 公募申請
  • 交付申請

2回、大きな書類チェックがある
と考えると分かりやすいです。

しかも、

  • 公募申請:事業内容重視
  • 交付申請:書類・ルール重視

👉 交付申請の方が、形式面でシビアなことも多いです。

まとめ|補助金は最後まで気を抜けない

  • 採択=お金がもらえる、ではない
  • 交付申請をしないと補助金は出ない
  • 交付決定前の支払いは原則NG
  • 書類不備・期限切れは致命的

補助金は、
「採択後こそ注意が必要」な制度です。