外国人の方からよく聞かれる質問のひとつが、
「高度専門職1号と2号は何が違うのですか?」というものです。
どちらも「高度人材」を対象とした在留資格ですが、
位置づけ・要件・メリットが大きく異なります。
この記事では、初めての方にも分かるように
高度専門職1号・2号の違いを整理します。
目次
高度専門職とは?
高度専門職とは、
学歴・職歴・年収・研究実績などをポイント化し、
合計70点以上を獲得した外国人に与えられる在留資格です。
日本が「ぜひ活躍してほしい」と考える高度人材を
優遇する制度として設けられています。
高度専門職1号とは?
■ 制度の位置づけ
高度専門職のスタート地点にあたる在留資格です。
■ 在留期間
- 5年(最長)
■ 活動内容
以下の3類型に分かれます。
- イ:高度学術研究活動
- ロ:高度専門・技術活動
- ハ:高度経営・管理活動
※基本的には、現在の「技術・人文知識・国際業務」や
「経営・管理」などからの切り替えが多いです。
■ 主なメリット
- 在留期間「5年」が一律付与
- 配偶者の就労制限が緩和
- 親や家事使用人の帯同が可能(条件あり)
- 永住許可の要件が大幅に短縮
- 原則10年 → 最短1年または3年
高度専門職2号とは?
■ 制度の位置づけ
高度専門職1号での活動実績を積んだ人だけが進める
“上位ステージ”の在留資格です。
■ 在留期間
- 無期限
※「更新はあるが、期間の定めがない」という扱いです。
■ 要件
- 高度専門職1号で 3年以上 活動していること
- 引き続き高度人材としての活動を行っていること
■ 主なメリット
- 在留期間が無期限
- 活動内容の制限が大幅に緩和
(複数の高度活動を同時に行える) - 永住に非常に近い安定性
1号と2号の違いを比較
| 項目 | 高度専門職1号 | 高度専門職2号 |
|---|---|---|
| 位置づけ | 最初の段階 | 上位ステージ |
| 在留期間 | 5年 | 無期限 |
| 要件 | ポイント70点以上 | 1号で3年以上の実績 |
| 活動範囲 | 類型ごとに限定 | 大幅に緩和 |
| 永住との関係 | 永住の近道 | 永住直前レベル |
よくある誤解
❌「最初から2号を申請できる?」
→ できません。
必ず1号を経る必要があります。
❌「2号=永住?」
→ 違います。
あくまで在留資格ですが、
実務上は永住に非常に近い安定性があります。
技人国から高度専門職への切り替えも可能
現在、
**「技術・人文知識・国際業務」**などで就労している方でも、
- 学歴
- 職歴
- 年収
- 日本語能力
などを整理すると、
高度専門職1号のポイント要件を満たすケースは少なくありません。
「自分は無理だと思っていたが、計算すると70点を超えていた」
という例も実際によくあります。
まとめ
- 高度専門職1号:高度人材としてのスタート
- 高度専門職2号:無期限在留の上位資格
- 永住を目指すなら、非常に有利な制度
- ポイント計算と書類準備が重要
高度専門職は
正しく理解し、戦略的に使うことで将来が大きく変わる制度です。