外国人の方や、そのご家族からよく聞かれる質問のひとつが
「家族ビザでどこまで働けるのか」という点です。
「少しだけなら大丈夫」
「パートだから問題ない」
と思ってしまいがちですが、家族滞在ビザの労働には明確なルールがあります。
知らずに違反してしまうと、
在留期間更新や将来のビザ変更に影響することもあるため注意が必要です。
家族ビザ(家族滞在)では原則として働けません
家族滞在ビザは、
就労を目的とした在留資格ではありません。
そのため、原則として労働は不可です。
ただし、一定の条件を満たし、
資格外活動許可を取得した場合に限り、
アルバイトなどの就労が認められます。
労働できる時間は「週28時間以内」
資格外活動許可を取得した場合でも、
働ける時間には上限があります。
✔ 原則ルール
- 週28時間以内
ここでよくある勘違いが次の点です。
❌「月28時間ならOK」は誤り
→ 週単位で判断されます。
たとえば
- 今週40時間働く
- 来週は働かない
といった働き方は、違反になる可能性があります。
❌「短時間・単発だから問題ない」もNG
- 1日1~2時間
- 週1回だけ
であっても、
資格外活動許可がなければ違反です。
在宅ワーク・リモートワークでも同じ扱い
「在宅なら問題ないのでは?」
と考える方もいますが、場所は関係ありません。
- 在宅ワーク
- リモート業務
- 業務委託・報酬制
であっても、
実質的に労働と判断されれば対象になります。
家族の会社での手伝いは大丈夫?
これもよくある相談です。
- 配偶者の会社を手伝う
- 無償でサポートしている
この場合でも、
内容によっては「労働」と判断される可能性があります。
「お金をもらっていないから大丈夫」
とは限らない点に注意が必要です。
入管がチェックするポイント
家族滞在ビザの更新や手続きの際、
次のような点が確認されることがあります。
- 実際の労働時間とシフト
- 給与明細と時間数の整合性
- 資格外活動許可の有無
- 世帯全体の生活状況(扶養関係)
労働時間超過や無許可就労があると、
更新が不利になるケースもあります。
よくあるトラブル相談
実際によくあるのは、次のようなケースです。
- 許可を取らずに働いてしまった
- 28時間を超えていたことに後から気づいた
- フリーランス的な働き方が可能か知りたい
- 将来フルタイムで働きたいのでビザ変更を考えている
これらは、状況によって対応が大きく異なります。
まとめ|自己判断せず、早めの確認が安心です
家族ビザの労働時間は、
一見シンプルに見えても、
実際には判断が難しいケースが少なくありません。
「これくらいなら大丈夫だと思った」
「周りもやっているから問題ないと思った」
こうした判断が、
後々の在留手続きで問題になることもあります。
少しでも不安がある場合は、
入管業務を扱う専門家に早めに相談することで、
リスクを最小限に抑えることができます。